もしも私が独身だったならば

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    私は結婚して20年以上になります。

    20年間は健康に暮らしてきましたが、とうとう私が脳出血の病に倒れ、後遺症で身体の自由が一部利かなくなりました。

    経済的に一気に苦しくなり、体のことでも何かと面倒をかける妻には申し訳ない気持ちでいっぱいです。

     

    脳出血になる前、私は今を思えば罰当たりなことを想像していました。

    今もしも妻と別れて独身になったら、自由な暮らしが出来るかも知れないなあと。

     

     

    30代後半の頃、ネットの普及も助けになって、これまでの人生とは違う新しい出会いがありました。

    異性と知り合うこともあり、もしも独身だったらアタックするだろうなと考えたことがありました。

    もちろん妄想はそこまでで、結果的に余計なことはせずに現在も結婚生活は続いています。

     

    未婚にしろ既婚にしろ、独身生活に自由を見出している点は同じ。

    あるアンケートによると独身男性の4割は生涯未婚で構わないと答えており、その理由のトップが「お金を自分のためだけに使えるから」だったそうです。

    これぞ、「自由はいいなあ」という世界です。

     

    私は思うのですが、この4割の人は自分が病気になることを計算に入れていないでしょう。

    仮に、病気のことを思っても、今は自覚症状も予兆もないことから、「自分は大丈夫」と根拠のない自信を持っているのではないですか。

    更には、「病気になってもなんとかなるさ」とか「長く生きるつもりはない」など、浅い想像で安心しているのかも知れませんね。

     

    生涯独身志望者にとって、生涯独身は思うようになるでしょうけど、生涯健康は思うようになりません。

    病気なんてね、病気なんてね、・・・・・・・突然襲いかかってくるんですよ。

    今からすれば予兆があったんですけど、自覚症状がなかったから高血圧も放置していました。

    そしたらある日突然、5分か10分の間に体の右半分がいうことを利かなくなって、20分ほど前の私には全く関係がないだろうと思っていた病気の世界に、本当にあっという間に行きました。

     

    病気になったらすぐに死ぬんだと思っても、意外に死ねないです。

    私は動かない体では何もできず、救急車で運ばれた病院で医者の思うがままに治療を受けて、一命を取り留めました。

    独身で近くに救急車を呼ぶ人がいなかったら、苦しまずに死んだ場合には、夏だったら腐乱死体で発見されるんじゃないですか。

    苦しまなければまだいい方で、苦しんで苦しんで、体中から何か分からない分泌物を垂れ流して、後で発見されたら凄く惨めですよ。

    そういうリスクは考えているのでしょうか。

     

    私は結婚してて良かったと思います。

    今は要介護1で人からの手助けがないと出来ないことがあり、妻が助けてくれるからこうやってブログも書けるのです。

    私だったら、仮に100人の女性の友人がいたとしても、たった1人の妻以上に介護してくれる人はいないでしょうね。

    私は、病気になるまでは大して感謝もなく、好き勝手に生きてきました。

    脳出血をして初めて、妻に感謝をしたと言っても過言ではありません。

     

    独身男性は既婚者の50倍楽しい人生が送られると書いてある所もあります。

    よく読んだら、病気のことが一つも書かれていないのです。

    生涯健康で病気をせず、死ぬ時にはポックリと死ねる人生なら、これは実現することが出来るかも知れない。

    そんな自信、ありますか。


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