脳出血で得たものと失ったもの
右手足の麻痺が長期間に渡るため、今まで普通にできていたことでできなくなったことが多く出てきました。
昔好きだった模型の製作なんかは、全くできなくなりました。
写真の趣味では、一眼レフのカメラが扱えなくなりました。
一方、イラストは、辛うじてPCで描けるのが救いでした。
その他も、色々なことが日常でできなくなりました。
これが、脳出血になって主に失ったものです。
では、脳出血で得たものはあるのでしょうか。
もし、脳出血になっていなかったら…
脳出血になっていなかったら、進めていたプロジェクトが計画通りに仕上げられていたことでしょう。
そんな中で健康に無関心だった私が、実は体のあちこちに不具合を起こしていました。
歯周病が進んでおり、口臭がひどくなっていました。
最高血圧が150mmHgを超えており、いつ病気になってもおかしくない状況にありました(実際、脳出血になった)。
そして、何よりうまくいきかけていた仕事があり、あのまま成功していたら、驕り高ぶっていたに違いありません。
この病気は、私に反省の機会を与えてくれたと、今は思っています。
脳出血の記憶を持ったまま、脳出血が完治したら最高ですが、脳出血にならなければ、脳出血の経験なきままに今を生きているでしょう。
今となっては、この脳出血の経験をしなかった人生に戻したくはないのです。
この後も体の不自由な人生が続いていくでしょう。
しかし、この不自由な体が私に反省を促し、私の人生観を変えてくれました。
脳出血は、私の人生の第1ステージを一旦終わらせ、第2ステージでのスタートを切らせてくれたのです。
- 2018.07.05 Thursday
- 脳卒中と障害
- 21:28
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- by ニゼック