リハビリの病院へ突然の転院

0
    脳卒中の発病から1ヶ月近くが経った6月中旬のことです。
    リハビリが中心の治療にすっかり慣れ、リラックスした毎日を送っていました。
    おまけに体も順調に回復しているし、これなら退院も遠くはない。
    そんなことを考えていました。
     

    そんなある日、いつもの看護師さんから私宛ての通知書が。
    3日後にリハビリ専門の病院に転院するように、とのことでした。
    私には寝耳に水でしたが、救急病院では1ヶ月程度の入院が普通で、既に家族との打ち合わせも終わっていたのです。
    「リハビリ専門の病院なら、もっときめ細かいリハビリをしてくれますよ」。
    看護師さんも転院を喜んでいるようです。
    「マジか。それも随分と突然に…」
    かくして、私はリハビリ専門の病院へ転院となりました。

    転院当日、まともに体を動かせない私は、移動手段に介護タクシーを使いました。
    料金は、一般のタクシーの倍程かかりました。
    救急病院でリハビリを上手くやっていたのに、このままここで頑張って退院出来ると思っていたのに。
    介護タクシーを使ってまでリハビリ専門の病院に移る必要があるのか、納得できないぞ。
    そんな私を嘲笑うかのように、新しい病院に到着しました。

    リハビリ専門の病院は、入院中のルールが救急病院と随分と違いました。
    まず、日中の普段着と寝間着は別に用意し、毎日着替えるようになっていました。
    食事は自分のベッドではなく、基本的に全員が食堂へ集められます。
    排泄は、救急病院では小のときは尿瓶でしたが、こちらでは大小関係なくトイレへ行かねばなりません。
    私のように体を動かせない者は、車椅子でトイレへ行くのですが、車椅子は看護師かケアワーカーに押して行ってもらいます。
    用を足している時も、自立が認められるまで、看護師等が横についています。
    ウンチでもですよ、考えられますか。
    脳卒中になれば、こういうことも起きるのです。

    リハビリ専門の病院は、救急病院と比べれば効率がよくないルールに見えます。
    これは敢えてそのように作っているもので、患者が日常生活に出来るだけ早く戻れることを目指しています。
    だから、面倒臭そうなルールも、全て患者の自立を意図して作られているのです。

    「くそぅ、1ヶ月ほどで退院してやる。見てろよ」。
    私は、そのように考えて転院を受け入れました。
    結局4ヶ月も入院することになろうとは、夢にも思っていませんでした。

      


    コメント
    コメントする








       

    カレンダー

    S M T W T F S
        123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930 
    << November 2018 >>

    アクセスカウンター


    このページの記事

     

    カテゴリー

    アーカイブ

    最近のコメント

    • ソフトな口調でハードな指示
      n
    • ソフトな口調でハードな指示
      ニゼック
    • ソフトな口調でハードな指示
      n
    • 片麻痺からの思いがけない習慣
      ニゼック
    • 障害者が作る健常者の感情
      ニゼック
    • 片麻痺からの思いがけない習慣
      堀池一久
    • 障害者が作る健常者の感情
      堀池一久
    • ソフトな口調でハードな指示
      ニゼック
    • ソフトな口調でハードな指示
      n
    • ソフトな口調でハードな指示
      ニゼック

    クリックしてくださいね。


    リンク

    作者のプロフィール

    このブログで検索

    その他

    QRコード

    qrcode
                                   

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM